プロデューサーズ

 プロデューサーズを観てきました!初めて1人で観劇です。ちょっと大人になった気分ですよって実際もういい大人の年齢です。でも青山劇場って何回行っても敷居が高くてドキドキするのに1人潜入だぜ!ってそれ自体がちょっとしたイベントみたいになっててテンション高め。


 さて入って、わーい生オケ!久しぶり!わーい下手側っていっても見切れじゃなさそう!わー…席近っ!!8列目って近いなオイ!双眼鏡要らないかも!(使ったけど)
 観終わっての感想は、月並みですがブロードウェイってすごい☆で。SS席12000円は伊達じゃない!(笑)最初から最後まで圧倒されっぱなしでした。コメディでゲラゲラ笑ってるのに歌と踊りに感動して鳥肌は立ちっぱなしだわ涙出そうになるわ、忙しい3時間弱でしたよー。
 やっぱりミュージカルって楽しい!


 大方のトニファンの方の懸念事項だったと思われる博様のお歌、わたしはそもそも博をオンチだと思ったことがないけど(音が安定しないのと声質が上手に聴こえないだけだと思ってた)ミュージカルってなるとやっぱどうなのかな?とは思ってたのですが、なんだろう、きっちりしっかり歌おうという意志がすごく伝わってきた。相当ボイトレしたんだろうな〜。実際問題として、井ノ原が声が太い&声がでかい(笑)ので掛け合いになると大分負けちゃう部分はあったし、低音が聴こえないっす博さん…!というところもあったけどね。でも良かったと思う。
 つーか役がかわいくて卑怯だ!どんだけときめかせれば気が済むの博!(笑)気弱な会計士の役っていうから目新しさはないかと思ったけど、どっこいとてもチャーミングな役でございました。
 井ノはすごいね。すごい。ものすごい台詞量と歌のレパートリー!上演2時間半強の間、ほとんど出ずっぱりしゃべりっぱなしだったんじゃないかな。圧巻だったのがラスト、留置所に入れられたマックスの一人語りというかセルフ走馬燈のシーン、怒涛の台詞と歌に観てる方が舌噛みそうでした。すごいよー井ノ原すごいよー!ごめんウザイ言い過ぎで(笑)。普通にしてたら、昔より若くなってないか?て思う最近の井ノ原さんですが、舞台上では胡散臭いおっさんにきっちりなってたと思う。役者ってすごい。


 共演の方々もすごく達者な方ばっかりで観てて不安が欠片もないんだよね。ただ素直に楽しんで笑ってられる。セットも衣装もセンスよく可愛いし、ほんと観られてよかった!と思える舞台でした。満足満足。特に劇中劇のドイツ民族衣装がものっすごくかわいくて内心キャーキャー言ってました。あとゲイの演出家のリビングがかわいかったなー。
 マックスとレオが手がけた作品タイトルが電飾ゲートになって肩組んだ二人がその前に立つっていう来日公演のメインビジュアルにもなってたような気がするラストシーンがきれいでわーってなって、でも終わっちゃうよーと思ったらすごいさみしくて名残惜しかったです。思い出してもちょっとぐっとくる。
 今年に入ってからジャニ関係の舞台3本目ですが、どれもスタンディングオベイションしたい!って思えるいい舞台で*1今年は当たり年なのかしらーと思いますねー。やー楽しかった〜。


 1人観劇も気楽でいいけど、やっぱ良いものを観た後は連れと語りたいかな〜。出て速攻母にロングメールを送りつけました(笑)。再演しないかな、これもOZも。ほんとOZ観ておけばよかった……後悔先に立たずだわい。

*1:ネバゴナはし損ねた。悔しい