フライパンと拳銃

 とてもかんたんな感想。博はかっこよくてかわいいなあ。
 ロビーから客席への入り口のところに鯨幕と提灯がかかってて場内のBGMはお経。お通夜ムード満点。開演前のアナウンスもお通夜の参列者へのご挨拶の体になっていて凝ってるなーと思ってたら、「ご遺体は携帯電話の着信音、時計のアラーム等に過敏に反応することがございます」とか言っていておかしかったです。反応するんだ(笑)。マナーモードでも微妙に式進行を妨げる恐れがあるそうです。おとなしく携帯の電源は切りましょう。


 博演じるノリアキ(漢字がわからないのでソーリー)は、表向きはイタリアンレストラン、リストランテ・ノリのオーナーシェフで裏ではやくざ屋さんという2つの顔を持つ男。で、葬式は父親の葬式なんだけど、それは本当の父親ではなく、かたぎのお嬢さんと結婚するために雇った嘘の父親で、しかも本当は父親は死んでなくて1ヶ月行方不明になってるのを誤魔化すために死んだことにしちゃえ★ていう裏家業の右腕のアイディアによる葬式で、本当は死んでないから遺体はなくてロウ人形で、と、一から十まで嘘だらけのお話です。話が進むにつれ、かたぎのお嬢さんのはずだった奥さんも実はやくざ屋さんの親分の娘で母親は実の母親じゃなくて、みたいな嘘が更に増えてってごったごたです。ねーよwwwwて感じですねー。コメディで笑わせといて最後は泣かすのはまー常套手段ですけどまんまとおお泣きこいたわたしは老人性涙腺軟弱症なのでそっとしておいてください。
 ただの博ファンとして観に行きましたので博がかっこよくてかわいかった☆という点ではなんの文句もございやせんが、途中でちょっと飽きたことは否めない(笑)。なんだろうな、テンポが悪いわけじゃないと思うんだけど。ネタが多すぎるのかなあ。散漫というのかよくわからんが若干しっくりこなかったというかなんというか。でも博がかわいかったからいい。喪服みたかったけどなーぶーぶー。
 あと、風間の役どころが妖精さんだった(笑)。前回みたのがフルハウスでしょんたんがひったすらにキャワワワなポジション設定されてた(存分に偏見)ので、今回キャワワなかざぽんに少々違和感(笑)。すぐ慣れたけど。ママンがしきりに「風間はすっかり演技派になって」と感心しておりました。演舞城の三郎も観てっからね、ママン。手が回るようなら風間の芝居のバリエーションもちょっと観てみたいなーっつう気がしなくもない。