青の炎
- 出版社/メーカー: アスミック
- 発売日: 2003/09/26
- メディア: DVD
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うちにあるのがニノバージョンじゃなかったのが意外だった。
初見ですが原作は先に読んでました。で、読み終わった瞬間ものすごい怒ってました。お前そこで死ぬのかそれでいいのか!って文庫ぶん投げて(笑)。
はっきり言ってあんまり好きなタイプの話じゃないのですよ、まっすぐ一途すぎて逆に歪んでいく少年とか、それなりに小賢しく生きていく術を身につけた大人になった自分には痛くて。もっと楽に生きればいいのに、と思う自分はそっち側じゃなくて大人の立場になっちゃったんだなぁ、みたいな感傷?もあり、なかなか見ていて苦しい映画でした。
青春映画ってそういうもんなんですかね?
まず最初に思ったことは、「ニノがニノミヤカズナリじゃない顔してる!」
いや、顔そのものは変わるわけないんだけど。当然。
なんというか、姿かたちはニノなんだけど、水槽のなかで丸まっているシーンであれは知らない男の子だと思った。演じるというよりは、秀一という役に化けてた。
ドラマのニノの演技を見てすげーなーと思うことはあれど、実はうまい演技だと感じたことはあまりないのですが*1、役が降りてくるタイプなのかなとこれ見て思いました。天性ってことか。
一回舞台で見てみたいなー。蜷川さんもなんだか気に入ってくれたみたいだし、使ったってくれないかな。でも蜷川芝居だとチケット取れないな確実に。
しかし、好みではないけど嫌いっていうんじゃないのになんなんだろうこのものすごい後味の悪さは。
もう1回くらい観てみるべきなのかな。
*1:それ以前に上手い演技がどんな演技かがよくわかってない